ZAKI雑記: バリマラソンの旅【後編】

浅い眠りから覚めて、
ぼけっとしながら、パンを二つほおばる。

いよいよ、本番。

先週、20km走破した成果を見せてやる！
と意気込みながら、会場に向かいました。
会場に着いたときは、真っ暗でしたが、30分ほどで明るくなり、

スタートの6時10分には、すでにちょっと暑い！

ガムランが鳴り響くなか、スタート！

目標タイムは、2時間ちょっと。

スタートダッシュを決めるトップランナーを見ながら、

マイペースで走り始めました。

一緒に走った男友達二人よりも、ゆっくりと、最初の2kmをJOG。

少しずつ、足がほぐれ始め、4km付近で、一人目の友達に追いつき、

8kmくらいで、二人目の友達を追い越しました。

完全に道をふさいで、走れるはずでしたが、

実際のところは、

左右の車線をびゅんびゅん車とスクーターが通るど真ん中をRUN！

日本では、ありえません。排気ガスもすごいし、

途中で、道の左から右へ移動しなければならないのですが、

交通量が多くて、渡れません。

渡るのが、命がけです！！

それでも、なんとか、いつもどおりのペースで走り、

折り返しの10kmをちょうど、1時間で走りました。

ここまでは、順調で、ちょっと暑いかな？くらいでしたが・・・

||||||||||凹[◎凸◎;]凹||||||||||ｶﾞﾋﾞｰﾝ!

なめてはいませんでしたが、

折り返しから、15kmまでが、地獄でした。

(その１)　日差しが強すぎる！
水をかぶっても、すぐ乾きます。頭からかぶる、ほんのひと時だけ、
天国です。

(その２)　給水ポイントが少ない！
一番苦しいところに、ないのです。
やっと、ボランティアのお兄さんが水を持っているのを見て、
貰おうとしましたが、後ろを走るお姉さんに渡すのか、
笑顔で、「No～！」って言われました。

щ(ﾟﾛﾟщ) ｵｰﾏｲｶﾞｰｯ!!　ﾓｯﾄ、ﾀｸｻﾝ水ﾓｯﾄｹﾔ!

って、感じです。

(その３)　前後を走るランナーが少なく、くじける！
これは、きついです。孤独です。負けそうになります。

でも、意地がありますから、
「歩くほうが、早いんじゃねー！」くらいのスピードで走ってました。

それでも、
「これは、あかん！リタイアしてまう！」
と、思ったのでしょうね。

ひさしぶりの給水ポイントで、歩きました。

えぇー、歩きました。

さっき、抜いていったおじいさんやおねえさんに抜かされながら、

歩きました。

両手に水を持って、歩きました。

最後の意地は、止まらないこと。

しばらく歩き、また、走り始め、次の給水ポイントで、

もう一度、歩きました。

完全にスタミナ切れです。

それでも、

「Last 3km!」と、給水ポイントでボランティアのおにーちゃんに

声をかけられると、ゆっくりですが、走り始められました。

本当にゆっくり、スタートのときよりも。

それでも、きつくて、苦しい。．．．．．．．．((((( ´ρ｀)ﾉ

あと、2km。

あと、1km。

たまに声援をかけられながら。

少しずつ、何とか歩かずに走り、ゴールが見えた瞬間。

前を、ふらふらになりながら、走る女性ランナーがいました。

すれ違う瞬間、声をかけたところ、

「大丈夫。」

と、返事されたので、こちらも、「あと少し！」

と、最後の力を振り絞り、ゴール！！

2時間6分29秒。

後半、歩いた割には、目標タイムに近く、
達成感がこみ上げてきました。

が、

ゴールの後、振り返るとスクーターが入ってきたので、

何だろう？と見ると、

先ほどの女性が抱きかかえられて、救護室に・・・。

多分、大丈夫だけど・・・、なんか、心苦しい。

自分に、体力的にも、精神的にも、もう少し余裕があれば・・・。

次回に向けて、大きな反省点です。

10分後、30分後、一緒に参加した友達がゴール！

ゴール後、サプリメントを取って、
賞状とポロシャツをいただきました。